VERNACLE GATHERING #04

VERNACLE GATHERING #04

By IIDAKENTARO

VERNACLE Gathering #4を振り返って
2026年最初の展覧会「VERNACLE GATHERING #04」は、いつもの企画展とは少し様子が異なります。場所は2026年1月23日クローズした六本木ヒルズの「gKEYAKIZAKA」。その最後のイベントをVERNACLEで企画させて頂きました。2019年に「g GIFT AND LIFESTYLE」の立ち上げを担当したのがVERNACLEの代表を務める松本 裕也ということもあり、今回のクロージングイベントを担当するにあたって想いもひとしおだったようです。

 

 

食に愛された作家の二人展を開催
今回ご紹介したKeicondoさんと平岡仁さんの共通点は「料理人に愛されている」こと。器の本質は料理が美しく、美味しそうに見えることだと考えるVERNACLEにとって、この両名の作家の展示をさせて頂けることには特別な想いがありました。器にまつわる作家の背景も含めてお二人の魅力を伝えるべく、最終日に対談を収録させていただきました。

-    お二人とも笠間をベースに活動されていますが、今回の二人展の感想はいかがですか?

平岡 kei君とはもう10年来の知り合いです。益子では大きな陶器市が開催されるのですが、最初に出会ったのは3.11のあとの陶器市だったと思います。いつも個展などでは初日に在廊することが多く、そこでお客様の反応を見るようにしているのですが、今回は最終日なのでちょっと新鮮な気分です。

Kei 陶器市とかもそうですけど、個展と違って別の作家の方の作品と並ぶのは自分の作品を違う角度から見られる気がします。平岡さんの作品もまとめて拝見するのは久しぶりで、色々と新しい気付きがありますね。また、制作している間は笠間にいるので、東京のイベントに出掛けるときなどは美術館など行くようにしていて、今回も楽しみに来ました。

-    Keiさんの作品はgKEYAKIZAKAのオープンから取り扱いをさせていただいていましたが、今日で閉店になります。どんなお気持ちですか?

Kei これだけギフトやライフスタイルに特化した大型の店舗は都内に少なかったので、閉店してしまうのは残念でしかありません。特に、ゆったりしたスペースとギャラリースタイルのレイアウトは作家のみなさんにとっても貴重な場所だったと思います。今回は自分の作品も金継ぎ作家さんにコラボレーションしてもらったのですが、こうしたワークショップや新しい作家との出会いの場でもあったと思うので、このエッセンスがどこかに引き継がれてくれることを願っています。

平岡 良いお店や良いギャラリーであることと、残り続けることは別なのだと思うのですが、最近は特に好きだった場所が少なくなっている気がします。私はお正月に関西からおせちを取り寄せて、自分の器に盛り付け直して三が日に好きなお酒と一緒にいただくのですが、旅とか食とか暮らしを豊かにしてくれる場所や出会いは本当に大切だと思います。「そこに行けば素敵なものに出会える」という場所が減っていくのは寂しいですよね。SNSとかだけではなく、ギャラリーなどのリアルな場所がもっと増えてくれると良いなと思います。

-    今後の展望について何かあればお聞かせください。

平岡 おかげさまで器のオーダーを多くいただいているのですが、できれば食器以外の作品を作る時間も確保していきたいと思っています。歳も重ねてきているので、時間や体力のことを考えながら、大きい作品とかにも挑戦していきたいですね。仕事が立て込んでしまうとついつい労力を考えてしまうのですが、花器や茶器なども作りたいです。新しい表現を考えるのが作家の仕事だと思うので、作陶だけになってしまわないように色々と考えていきたいですね。

Kei 僕も今年はもっとオーダー品に応えていきたいと思っています。レストランやシェフから新店のオープンにあわせてご相談いただいても、忙しいと余裕がなくなってしまって、じっくり考えることができません。それでは良くないなと感じていたので、新しい表現にも取り組んでいけるようになりたいですね。あとは旅にも出て色々と刺激を受けたいです。昨年スペインやフランスを訪れていろんなシェフに会い、初めての景色に出会えたことはいい経験になりました。

 

VERNACLE GATHERING #05開催決定!
沢山の作品がお客様のもとへと旅立っていった「gKEYAKIZAKA」での二人展。Thanks Partyでは作家を囲んで多くの関係者やゲストが集い、華やかなひとときとともに名残を惜しんでいました。


次回の「VERNACLE GATHERING」は、2026年3月20日(金)〜23日(日)の3日間にわたって「荻窪ギャラリー」で開催します。こちらも素敵なロケーションで、VERNACLEで扱わせていただいている作家の作品をお手にとってご覧に頂ける貴重な機会です。是非とも足をお運びください。

<VERNACLE GATHERING #05>

◇日程:2026年3月20日(金)~22日(日) 
3月20日 金曜日:12時~19時
3月21日 土曜日:11時~19時
3月22日 日曜日:11時~18時

◇場所:荻窪ギャラリー(東京都杉並区天沼2-5-8)
JR 中央線・総武線・東西線 / 東京メトロ 丸ノ内線 荻窪駅北口より徒歩約6分

【取り扱い作家】
・brown supply / ブラウンサプライ (珈琲豆)
・Hikimonojo639×REWOOD / 挽物所639×REWOOD  (木工) @hikimonojo639_official @rewoodworks
・Jin Hiraoka / 平岡仁 (陶器) @zin_hiraoka
・Jun Yatake / 矢竹純 (鍛金) @jun_yatake
・Kei Condo / ケイコンドウ (陶器) @keicondo
・Koichi Onozawa / 小野澤弘一 (陶胎漆器) @onozawakoichi
・KUROGANE / 吉田 麻代 (額縁) @kurogane_gaku
・Kyoichiro Washizu / 鷲巣 恭一郎 (お茶染め) @kyoichirowashizu
・Oak Petrified Wood  (珪化木) @oak_petrifiedwood
・Mai Tagawa / 田川 舞 (陶器) @tagawa_mai
・MONO-SOLUM /高原卓史・大饗 利秀 (再生備前アートピース)
・Morihiko Kawamoto / 川本社彦 (筆ペンアート) @moripunn
・Saburo / サブロウ (ガラス) @saburo1976
・Shuji Nakagawa / 中川周士 (木工)